タイ仕入でのおすすめ商材は「革商品、シルバー、アパレル」です
結論として、「革商品、シルバー、アパレル」がおすすめです。
なぜかというと、中国製品にはない、高品質な商品が小ロットで仕入できるからです。
この記事を書いている私は、サラリーマンをしながら、5年で30回以上タイを訪れ、様々なジャンルの商品の仕入をしています。
せっかくタイ仕入をするのですから、タイならでは!の商品を仕入れて差別化していきたいですよね?
でも、中国でも同じような商品を仕入れられるのではないか?
そういった疑問もあると思います。
しかし、これらの商材は「タイ」をおすすめします。
なぜなら、中国より高品質で、不良率も非常に低い(1~2%程度)商品が、1個~の小ロットで仕入れることができるからです。
それでは具体的にひとつずつ解説していきますね。
①革製品をおすすめする理由
革製品と一言にいっても、実は複数あります。
牛本革、ワニ革、ヘビ革、エイ革あたりが代表的ですね。
ここでは初心者の方でも扱いやすい「牛本革」について解説していきますね。
レザーといえば「イタリアンレザー」が世界的にも人気が高いと思いますが、
バイヤーの間では「タイレザー」もとても人気があります。
なぜかというと、タイの本革商品の特徴として「ハンドメイド」があります。
中国では大規模な工場のライン生産で大量に製造することが多いですが、
タイの場合は比較的小~中規模な町工場や作業場で職人が手作業で製造することが多いですね。
なのでデザイン性なども含め細部にまでこだわった高品質な商品が多いのが特徴です。
タイには世界各地からバイヤーが訪れているので、世界のトレンドを意識したデザイン性の高い商品もたくさんあります。
ひとつ注意が必要なのは、財布などでは「日本円」は「アメリカドル」などと比べてサイズが大きいことです。
仕入れる際には、実際に紙幣を入れてみて、サイズ感を確かめることをおすすめします。
既製品の場合は、そのショップのメインの客層に合わせて商品をつくっていますので、「日本仕様」に合うか、しっかり確認しておきましょう!
②シルバーをおすすめする理由
「軽い × 小さい × 高単価」
輸入ビジネスでよくいわれる3つのポイントがすべて押さえられているのが、シルバー製品です。
実はタイは、このシルバーのマーケットとしても世界的に有名です!
シルバーは「シルバー925」が代表的ですね。
シルバー925とは、一般的に「シルバー」と呼ばれるアクセサリーで使われている素材のことです。
この925という数字は銀の含有率(純度)のことで、92.5%のシルバーが含まれていることを表します。
では残りの7.5%は?というと、
銅などの金属を混ぜて銅と銀の合金にしています。
有名ブランドのシルバー製品も、このシルバー925がほとんどです。
例えば中国でシルバーを仕入れる場合は、本当にシルバー925なのか?(ショップのいう含有量は正しいのか?)から疑わないといけない場合もあると思います。
タイ仕入の場合は、少なくとも私の5年間の経験上では、そのような問題は聞いたことがありません。
というのも、シルバーの卸市場は大体似たようなショップが林立しているので、そんなことをやってはすぐに悪評が立って潰れてしまうからではないか、と思っています。
不安であれば、実際に仕入れて成分分析に出してみるのもいいと思います。
鑑定書が欲しい場合は、分析機関に出す必要があるのでお金がかかります。
鑑定書まではいらないので単純に含有率だけ正しいのか知りたい、という場合には、よくある銀の買取業者に「シルバーアクセサリーを売りたいです」と出せば、お金もかからないと思いますね。
③アパレルをおすすめする理由
みなさん「タイは暑い」というイメージをお持ちだと思います。
暑いタイだからこそ、日本でいう春夏服はとてもデザイン性が高くてバリエーション豊かです。
具体的には「レディースアパレル」や「サンダル」などが、まずは扱いやすいと思います。
タイなら「サルエルパンツ」がいいんじゃないの?という意見もあると思います。
その通りなのですが、「サルエルパンツ」のような代表的な商材は、既に実績のあるパワーセラーが多数いますので、なかなか新規参入が難しい分野でもあります。
もちろん、資金力がある方や、販路がある、売れる自信がある、という方が取り扱うのは全然OKです。
中国アパレルとの違いは、縫製が丁寧で、生地の質も高いことです。
具体的なお話をすると、私も中国輸入で洋服を仕入れた際に、こんなことがよくありました。
「ボタンホールが空いていない」
「縫製の糸がビヨーンと伸びて処理されていない」
「生地が薄すぎて透け透け・・・」
タイではそんなことは基本的にはありません。
暑いタイだからこそ、春夏物はとても魅力的な商材だと思います。
または、秋冬物はどうなの?という疑問もあると思います。
もちろん秋冬物もあることはありますが、難易度が高いと思いますので、ここでは割愛しますね。
まずはこれらの代表的な商材から、タイ商材に慣れていくことをおすすめします!
それでは、今回は以上にします。